1. 西山大翔とはどんな人物?
西山大翔(にしやま・ひろと)選手は、日本男子バレーボール界で急速に注目を集める若手選手で、その高い身体能力と復活劇が話題です。
名前 | 西山 大翔(にしやま ひろと) |
生年月日 | 2003年3月4日 |
年齢 | 22歳(2025年時点) |
身長/体重 | 193cm/80kg |
出身地 | 神奈川県南足柄市 |
出身校 | 東海大相模高校、東海大学(中退) |
所属 | 大阪ブルテオン(旧パナソニックパンサーズ) |
ポジション | オポジット/アウトサイドヒッター |
最高到達点 | 350cm |
ブロックジャンプ到達点 | 330cm |
利き腕 | 右 |
コートネーム | ニッシー/ヒロリン(愛称) |
国際経験 | アジアU20選手権日本代表、VNL日本代表 |
高校時代にはエースとして春高に出場し、大学進学後は一度中退しバレーボール離れも経験しました。
しかし、Vリーグ強豪の大阪ブルテオン(元パナソニックパンサーズ)からのオファーで復帰します。
V1リーグで若くして頭角を現し、日本代表にも抜擢されるなど、復活劇と成長が話題になっています。
2. 西山大翔の出身校
小学校 | 岩原小学校(神奈川県) |
中学校 | 南足柄市立岡本中学校 |
高校 | 東海大学付属相模高等学校(神奈川県の強豪校) |
大学 | 東海大学 |
2-1.出身小学校・中学校|バレーを始めたきっかけ
西山大翔選手の出身小学校は、神奈川県の岩原小学校で、小学校時代はサッカーに打ち込んでいたそうです。
西山大翔選手がバレーを始めたのは、南足柄市立岡本中学校の2年生の時だったそうです。
バレーを始めたきっかけは、家族全員がバレーをしていた影響でバレーを始めたと公式サイトに記載があります。
中学3年生時には、JOC杯全国都道府県対抗で優秀選手賞を受賞しました。
ちなみに中学卒業時には、身長が191cmあったそうです。
2-2.出身高校は東海大相模|春高出場に大きく貢献
中学卒業後、西山大翔選手は東海大学付属相模高等学校に進学します。
西山大翔選手は1年生ながらギュラーとなり、1年生エースとして活躍しました。
バレーのキャリアは2年と少しでしたが、「神様からバレーボール界への贈り物」と言われ、1年生で春高バレーに出場を果たしています。
3年生時にも、自身の武器である強力なスパイクで春高バレーに出場しています。
この時期には、「世代ナンバーワンアタッカー」と称され、全国に名前を広げることになりました。
2-3. 東海大学進学|一時はバレーを引退?
西山大翔選手は、高校卒業後東海大学へ進学しバレー部に所属します。
期待のルーキーとして1年生でオープン戦全試合スタメンなど、将来を嘱望されていました。
しかし、「環境が合わなくて、ちょっとやりづらくなった」と東海大学を中退、バレーの競技からも離れました。
3.バレー復帰とVリーグ挑戦
バレーから離れ、就職活動を始めようとしていた西山大翔選手はVリーグに挑戦することになります。
きっかけは東海大学在籍時に、選手の視察に訪れていたパナソニックのスタッフの目に留まり、Vリーグへのスカウトに繋がったといいます。
小学校~中学校まで続けたサッカーとは違い、「自分にはバレーしかない」とバレーは手放したくないと再認識し、競技への復帰を決意しました。
2022年6月にVリーグのパナソニックパンサーズ(現:大阪ブルテオン)へ正式に入団。
バレーのブランクを取り戻すべく、練習に励み2022年8月にはU-20日本代表に選出され、アジアU20選手権大会に出場を果たします。
さらに、2022年10月にはVリーグ開幕戦に途中出場しデビューを飾りました。
西山大翔選手のVリーグでのスタッツ(2023-24シーズン)
項目 | 数値 |
試合数 | 36試合(85セット) |
アタック得点 | 200得点 |
ブロック得点 | 23得点 |
サービスエース | 10得点 |
合計 | 233得点 |
シニア日本代表にも2023年に初選出され、ネーションズリーグ2023決勝ラウンドのVSポーランド戦がデビュー戦となります。
リリーフサーバーとして途中出場し、いきなりサービスエースを決めて話題となりました。
さらに3位決定戦のイタリア戦にも出場し、銅メダル獲得に貢献しました。
その後も、継続して日本代表に選出され、2025年9月に行われた世界選手権壮行試合のイタリア戦で、チーム2番目の13得点を記録するなど、右利きのオポジットとして活躍しています。

困難を乗り越えた経験と、復帰後の圧倒的な成長によって西山大翔は、同世代だけでなく多くのファンに勇気を与えてきました。