1. 郡司莉子とは?プロフィールを紹介
- 名前:郡司 莉子(ぐんじ りこ)
- 生年月日:2002年7月31日
- 年齢:22歳(2025年7月時点)
- 身長:160cm
- 血液型:A型
- 出身:神奈川県海老名市
- 利き腕:右
- 所属:再春館製薬所バドミントン部
- ニックネーム:ぐんちゃん
郡司莉子さんは、攻撃的なプレースタイルで注目を集める日本の女子バドミントン選手です。
全国トップレベルの高校を卒業し、現在は再春館製薬所バドミントンチームに所属しながら、日本代表としても活躍しています。
2. 郡司莉子の出身校はどこ?
小学校 | 海老名市立大谷小学校(神奈川県) |
中学校 | 海老名市立大谷中学校(神奈川県) |
高校 | 八代白百合学園高校(熊本県) |
2.1.出身小学校・中学校はどこ?
郡司莉子さんが通っていた小学校は、神奈川県海老名市の大谷小学校です。
小学1・2年生で全国小学生ABCバドミントン大会を制覇し、その後も4・5・6年生で「全国小学生バドミントン選手権大会」を3連覇を果たしました。
小学校の段階で全国制覇を何度も達成している選手として、当時から頭一つ抜けた存在だったことがうかがえます。
続いて郡司莉子さんは、海老名市立大谷中学校に進学します。
中学生の頃にはU-16ジュニアナショナルチームに選出され、アジア・ジュニア大会で3位に入賞するなど、国際大会でも結果を残しています。
2.2.郡司莉子の高校は八代白百合学園高等学校
郡司莉子さんの高校は、熊本県八代市にある八代白百合学園高等学校です。
八代白百合学園高校は、全国屈指のバドミントン強豪校として知られ、多くのトップ選手を輩出してきました。
郡司莉子さんは、この高校で全国レベルの選手として一気に頭角を現し、チームの中心選手として活躍しました。
2.2.1.郡司莉子の高校での主な活躍
学年 | 大会 | 成績 |
1年生 | 全日本ジュニアバドミントン選手権大会 | 女子シングルス優勝 |
1年生 | インターハイ | 女子シングルス3位 |
2年生 | インターハイ | 女子シングルス優勝 |
2年生 | 全国高校選抜大会 | 女子シングルス優勝 |
2年生 | 世界ジュニア選手権大会 | 女子シングルス優勝 |
3年生 | アジア団体選手権大会 | 団体優勝 |
高校時代、郡司莉子さんは圧巻の成績を残しています。
2018年には1年生ながら全日本ジュニアバドミントン選手権を制覇、インターハイでも3位に入賞し、その名を一気に全国に知らしめました。
翌年の2019年には、全国高校選抜大会で優勝、インターハイではついに女子シングルスで日本一を獲得し2冠を達成します。
さらに世界ジュニア選手権でも優勝し、女子シングルスでは、日本人として3人目の世界女王となります。
3年生の2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、インターハイなどの成績は残っていません。
しかし、郡司莉子さんは「社会人になった時に、成長した姿を見せたい」と前を向いて、高校を卒業することとなります。
3. 郡司莉子の高校卒業後は?
郡司莉子さんは、八代白百合学園高校を卒業した後、大学には進学せず、すぐに実業団チームである再春館製薬所バドミントンチームに所属しました。
高校を卒業した翌年から社会人プレーヤーとして本格的に競技に専念し、国際大会や日本の主要なタイトル戦などで実績を重ねています。
3.1.実業団選手としての主な成績
年次 | 大会 | 成績 |
2021年 | ベルギーIC | 女子シングルス優勝 |
2022年 | アイリッシュオープン | 女子シングルス優勝 |
2022年 | ノルウェーIS | 女子シングルス準優勝 |
2022年 | インドネシアマスターズ | 女子シングルス準優勝 |
2022年 | サン・ドニ レユニオンオープン | 女子シングルス優勝 |
2022年 | メキシコIC | 女子シングルス優勝 |
2024年 | マレーシアIC | 女子シングルス優勝 |
2024年 | 全日本社会人 | 女子シングルス優勝 |
2024年 | インドネシアスーパーⅠ | 女子シングルス優勝 |
2024年 | サイパンオープン | 女子シングルス優勝 |
再春館製薬所バドミントンチームでは主力選手として、複数年にわたり日本代表にも選ばれるなど、トップレベルの選手に成長しています。
2022年にはメキシコIC、サン・ドニレユニオンOP、アイリッシュOPなどの国際大会で優勝を重ね、世界ランキングを着実に上げてきました。
2024年には全日本社会人選手権でも優勝を果たし、マレーシアICやインドネシアスーパー1、サイパンOPでも好成績を収めるなど、国内外問わず実力を発揮しています。
4. 郡司莉子の怪我と復帰への道のり
郡司莉子さんは、大きな怪我を経験しながらも、見事に復帰を果たした選手です。
2023年に日本A代表に選出されながらも、不運にも大きな怪我を負い、半年以上バドミントンができない状況になります。
しかし、落ち込むことなく、支えてくれる人たちの協力を得ながらリハビリに専念しました。
郡司莉子さんが復活できた理由の一つが、怪我をしたからこそ取り組んだ基礎からの体づくりにあるようです。
郡司莉子さんはリハビリ期間中、徹底したフィジカルトレーニングに時間を注ぎました。
怪我前よりも身体全体のバランスを意識し、足の使い方や体幹の安定性を徹底的に見直すことで、再発防止とプレーの幅を広げました。
郡司莉子さん自身、リハビリを経て、「基礎筋力が上がって、足を使えるようになった」と語っています。
その努力は、2024年の復帰戦で早速実を結びます。
全日本社会人選手権で優勝を果たし、さらに全日本総合選手権でも四強入りを達成しました。
郡司莉子さん自身も「順調にいかないことばかりだったが、諦めずに続けた積み重ねが結果につながった」と語っています。
5. 郡司莉子の2025年ジャパンオープンでの活躍
郡司莉子さんは2025年のジャパンオープンで快進撃を見せます。
2025年のジャパンオープンでは、初出場ながら世界ランキング4位のハン・ユエをストレートで破り、世界の強豪を相手に堂々と勝利しています。
さらに、同大会1回戦でパリ五輪銅メダリストのトゥンジュンを撃破するなど、郡司莉子さんの攻撃力と粘り強さは世界レベルで通用することを証明しました。
2025年のジャパンオープンの結果はベスト4でしたが、「チャンスをつかんでこの舞台に立てたのは成長。自信になる」と語っています。
今後もけがを乗り越えて培った強さを武器に、郡司莉子さんが世界の舞台でどのような成績を残していくのか、引き続き注目していきたいところです。